ミライの日本語教師になるために 水落圭社

初めまして、筑波大学附属坂戸高等学校3年の水落圭社です。今回は以下の3点についてお話します。

初めに「なぜ日本語教育に興味を持ったのか?」、次に「大学選びはどのように行ったのか?」、最後に「キャリアを考える上でどのような情報が必要か?」の3点です。

 

なぜ日本語教育に興味を持ったのか?

高校1年生の冬に学校付近にある地域の日本語ボランティアに参加したのが始まりです。当時三年生だった浅見先輩からボランティアに誘われたのがきっかけでした。

地域の日本語ボランティア教室に参加することで自身の母国語としている日本語の奥深さや伝えることの難しさ、日本語学習者と共に学ぶことの楽しさや喜びを知り、私は「日本語」・「日本語教育」に興味を持ちました。

 

大学選びはどのように行ったのか?

自身の進路について真剣に考え始めたのは高校2年生の頃でした。日本語ボランティア教室に参加をするようになり「日本語教育」という分野を大学で学びたいという気持ちはありましたが、志望校まで具体的に決めることができませんでした。

自身の進路を決める最大のきっかけとなったのが「2018年度 日本語教育学会春季研究大会の参加でした。この学会に参加を決心した理由は、高校3年生で取り組む「卒業研究」で今まで自身が経験した地域の日本語ボランティア調査しようと思い、初めに「日本語教育」の現状を知ろうと思ったからです。そこでは日本語教育の第一線で活躍する日本語教師や大学の先生ばかりで、高校生の自分にとってハードルが高く感じました。

しかし当日は「ぷらざ da わかば」という日本語教育に興味のあるビギナー(初心者)と、「先輩」と呼ばれる日本語教育に携わっている方との交流プログラムに参加し、自分の知りたかった日本語教育の現状や実態について先輩から貴重なお話を伺い、新たな課題・目標に取り組むことを決めました。そこでの経験が自身の進路を決める際「この先生と、この研究を、この大学で学びたい」という指針の基盤となったのです。この指針に沿って私は志望校の最終決定をしました。

 

キャリアを考える上でどのような情報が必要か?

まず「日本語教育」についての職業や自身で調べ、学校の先生と進路関係で話すうちに「日本語教師で将来生活していくのは難しい」という現状を知りました。例えば、地域日本語教育においてはボランティアの高齢化問題、ボランティアへの依存も多く、一方で海外では雇用期間が限定され、正規雇用の保証もないということも耳にします。

では今の「日本語教育」に関する職業は日本語教師以外に何があるのでしょうか?また、それらの職業はどのくらいの人が年間どれくらいのお金を稼ぎ、どのような背景と環境で働いているのかなど、具体的な将来像を少しでも明確にし、情報として発信することが若い世代にとって非常に大切なことだと思います。

 

最後に

私はこれからの「日本語教育」に携わる若い世代を代表する一人として、これから更に日本語教育の分野が注目され、発展していくことを心から望んでいます。そのためには若い世代の間で「日本語教育」の認知度の向上や人材育成が必要不可欠です。だからこそ、日本語教育学会と今の中高生、そして日本語教育に携わる全ての人の協力し、日本語教育の「今」を共有しながら常に情報と環境をアップデートしていく必要があります。一人ひとりの小さな協力で日本語教育の課題となっている世代間の「壁」や敷居の高さは必ず克服できると私は信じています。これから私たち高校生はじめとする若い世代が日本語教育の明るい未来へ向けて新たな一歩を踏み出していきます。

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